彗 星

最近の彗星から懐かしの彗星までを集めてみました。

ポンス・ブルックス彗星(12P) 2024) 
 2024年期待の彗星第1弾です。周期70〜71年の周期彗星で1954年以来の回帰となります。 1812年にフランスのジャン=ルイ・ポンスが発見、次回帰の1883年にアメリカのウィリアム・ロバート・ブルックスが独立発見し、同一の天体であると確認されてこの彗星名となりました。
(11枚展示)最終画像:2024.4.10撮影
ZTF彗星 (C/2022 E3) 2023) 
 アメリカ合衆国パロマー山天文台の48インチ(122cm)シュミットカメラを使って行われているZTF(Zwicky Transient Facility)での掃天で発見された彗星です。1月28日現在、肉眼で存在が確認できる5等級の明るさとなっています。

(3枚展示)最終画像:2023.1.31撮影
レナード彗星 (C/2021 A1) 2021) 
 2021年に最初に発見された彗星です。
レモン山天文台の Gregory J. Leonard 氏によって発見された彗星で、2021年最初の彗星発見であるため「2021A1」という仮符号となっています。
2021年12月12日、地球に0.233天文単位(約3500万km)まで接近し、4等級まで明るくなると期待されています。が、12/10に確認したところでは、そこまでは明るくなっていないと思います。

(4枚展示)最終画像:2021.12.31撮影
ネオワイズ彗星 (C/2020 F3) 2020) 
 2020年、赤外線観測衛星NEOWISEによって発見された彗星です。
 2020年はアトラス彗星(C/2019 Y4)、スワン彗星(C/2020 F8)と期待されていた彗星2つが相次いで残念な結果になりましたが、このネオワイズ彗星は「3度目の正直」で大彗星になってくれたようです。

(6枚展示)最終画像:2020.7.19撮影
ワータネン(ウィルタネン)彗星 (46P) 2018) 
 2018年は最良といえる条件で肉眼彗星となりました。
※当サイトでは原語発音に近い表記ということでワータネン彗星としています。発見者はドイツ語読みでヴィルタネンが正しいのではと思っていましたが、アメリカ人なのでワータネンが原語に近いようです。

(5枚展示)最終画像:2018.12.20撮影
ジャコビニ・ツィナー彗星 (21P) 2018) 
 10月りゅう座流星群(かつてはジャコビニ流星群と呼ばれていました)の母天体として有名です。

(4枚展示)最終画像:2018.9.18撮影
ジョンソン彗星 (C/2015 V2) 2017) 
 アリゾナ大学の月惑星研究所 (LPL) で実施中のカタリナ・スカイサーベイで発見されましたが、発見者の個人名がついています。

(2枚展示)最終画像:2017.5.4撮影
タットル-ジャコビニ-クレサーク彗星(41P) (2017) 
 公転周期5.42年の短周期彗星です。今回の回帰では地球に2100万kmまで接近しました。

(1枚展示)最終画像:2017.5.4撮影
エンケ彗星 (2P) (2003、2013、2017) 
 周期3.3年と最も短周期の彗星です。

(4枚展示)
本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P) (2016〜2017) 
 公転周期5.25年の短周期彗星です。2017年2月、地球に1200万kmまで接近しました。

(3枚展示)最終画像:2017.2.28〜3.1撮影
リニア彗星 (252P) (2016) 
 2016年3月に地球に接近、その後天の川を北上して見やすい位置になりました。

(5枚展示)最終画像:2016.4.9撮影
カタリナ彗星 (C/2013 US10) (2015〜2016) 
 当初の期待通り(4等級)には明るくなっていませんが、6等級ほどになりました。

(10枚展示)最終画像:2016.1.17撮影
パンスターズ彗星 (C/2013 X1) (2015〜2016) 
 7等級と明るく見えていますが、南天の低空のため条件は良くありません。

(3枚展示)最終画像:2016.6.6撮影
パンスターズ彗星 (C/2014 S2) (2015〜2016) 
 9等級と割と明るく見えているようです。(2枚展示)最終画像:2016.4.19撮影
ラヴジョイ彗星 (C/2014 Q2) (2014〜2015) 
 4等まで増光して肉眼彗星になりました。

(21枚展示)最終画像:2015.5.29撮影
ジャック彗星(C/2014 E2) (2014) 
 7等級ほどまで明るくなりました。

(6枚展示)
ラヴジョイ彗星 (C/2013 R1) (2013〜2014) 
 当初予想以上に明るくなり肉眼彗星になりました。

(20枚展示)
アイソン彗星(C/2012 S1) (2013) 
 2013年期待の彗星第二弾です。当初予想より暗く推移していますが、12月には大化けしてほしいものです。

→化けすぎてしまったようで崩壊という結果になり残念でした。一部報道の「消滅」という表現は誤りであり、いかがなものかと思います。SOHO画像にはまだ見えているのですから・・・。12月は痕跡だけでも追いかけたいと思います。
(2013.11.30 11:00記)

→11/30 15:30JSTのSOHO LASCO C3を見るとダストが拡散してきて集光部分が無くなり、いよいよ消滅の時を迎えそうです。どうやら地上からは捕えられそうにありません。敗北宣言です。
(2013.11.30 17:00記)

 本命としては近い将来現れるに違いないクロイツ群の大物に期待しましょう。

(9枚展示)
リニア彗星 (C/2012 X1) (2013) 
 バーストを起こして突然明るくなりました。

(1枚展示)
パンスターズ彗星 (C/2011 L4) (2013) 
 2013年期待の彗星第一弾でした。低空で条件が悪かったのですが、明るさ的には大彗星だったと言えると思います(3月中の写真データの露出時間に注目してご覧ください。)

(18枚展示)
ギャラッド彗星(C/2009 P1) (2011) 
 地球との位置関係はあまり良くありませんが、彗星自体は大型で長期間楽しめそうです。←結局自分の望遠鏡では一度しか撮影しませんでした。

(1枚展示)
本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P) (2011) 
 公転周期5.25年の短周期彗星です。長く伸びた尾が印象的でした。

(1枚展示)
ハートレー第2彗星(103P/Hartley 2) (2010)
 公転周期6.5年の短周期彗星です。このときは最良の条件で明るくなり、肉眼でも見えました。

(3枚展示)
マックノート彗星(C/2009 R1) (2010)
 2010年6月に約4等級まで明るくなりました。

(1枚展示)
ルーリン彗星(C/2007 N3) (2009)
 2007年7月に台湾の鹿林天文台で発見された彗星です。2009年2月に地球に接近し、見やすくなりました。

(8枚展示)
ホームズ彗星(17P) (2007-2008)
 1892年の発見以来という大増光(アウトバースト)を起こして一時2等級にまで明るくなりました。

(10枚展示)
マックノート彗星(C/2006P1) (2007)
2007年1月、夕空の低空でマイナス等級で見え、白昼の青空をバックに白く輝いた後、南半球で長大な尾を伸ばした大彗星となりました。その尾は北半球からも確認できるほどになりました。
シュヴァスマン・ヴァハマン第3彗星(73P) (2006)
 1930年の発見以来49年間行方不明だったり、1995年にバーストを起こして複数核に分裂したりで、謎の彗星と呼ばれているようです。
 今回は地球にかなり接近するので注目されていますが、このままでは肉眼彗星になるのは厳しいかも。→何とか見えました。

(3枚展示)
ポイマンスキー彗星(C/2006A1) (2006)
 2006年最初の彗星となりました。

(7枚展示)
マックホルツ彗星(C/2004Q2) (2004-2005)
 2004年末から2005年初にかけて見ごろになった彗星です。

(16枚展示)
リニア彗星(C/2002T7) (2004)
 大彗星への期待が高かったのですが、かなり期待はずれに終わりました。
(1枚展示)
ニート彗星(C/2001Q4) (2004)
 大彗星への期待が高かったのですが、少し期待はずれに終わりました。

(6枚展示)
ブラッドフィールド彗星(C/2004 F4) (2004)
 それほど明るくはなりませんでしたが、彗星らしい端正な姿を暁の空に見せてくれました。

(5枚展示)
工藤・藤川彗星(2002X5) (2003)
 2002年12月14日、熊本県の工藤氏と香川県の藤川氏により発見された彗星です。

(2枚展示)
池谷・張彗星(2002C1) (2002)
 この彗星は2002年2月1日、静岡県の池谷氏と中国の張氏により発見されたものです。3等級まで明るくなり尾を引いた姿が肉眼でも分かりました。

(20枚展示)
リニア彗星(2001A2) (2001)
バーストにより当初予報より明るくなって21世紀初の肉眼彗星となりました。初めてデジカメで撮影した彗星でもあります。

(6枚展示)
ヘール・ボップ彗星総集編(1997)

20世紀屈指の大彗星となったヘール・ボップ彗星の1997年2月から5月までの写真をまとめてみました。


大彗星のある風景
6枚


2月
3枚


3月
12枚

4月
6枚

5月
6枚

百武彗星メモリアル(1996)

1996年に現れた史上最長の尾を持った彗星です。地球に約1500万kmまで接近したため、肉眼でも長大な尾が見えました。

3月23日 180mm 3月23日 90mm 3月24日 180mm
3月24日 90mm 3月26日 28mm 3月27日 28mm
3月27日 180mm 3月27日 180mm 3月29日 28mm
4月13日 360mm 4月21日 50mm 4月21日 28mm

その他の彗星
ハレー彗星(1986) ブラッドフィールド彗星(1987) 岡崎・レビー・ルデンコ彗星(1989)
アーセス・ブレウィントン彗星 (1989) オースチン彗星 (1990) レビー彗星(1990)
スウィフト・タットル彗星(1992) デビコ彗星(1995)  


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